2月になり、日本アカデミー賞・各最優秀賞の発表まで1ヶ月を切りました!
2020年度の日本アカデミー賞は3月6日に発表されます。
最優秀作品賞はもちろんですが、最優秀主演男優賞・最優秀主演女優賞も毎年大きな注目を集めます。
映画好きの方々は「どの女優が最優秀主演女優賞を受賞するんだろう?」とワクワクしてらっしゃるんではないでしょうか?
今回は『【日本アカデミー賞2020】最優秀主演女優賞を予想!画像とプロフィール一覧も!』をご紹介します!
日本アカデミー賞2020最優秀主演女優賞を予想!
今年の1月15日に発表された優秀女優賞にノミネートされた女優・作品名は以下の通りです。
名だたる女優達が受賞してきた最優秀女優賞ですが、今年度は一体どの方がこの賞を受賞するのでしょうか?
画像とプロフィールも交えて予想していこうと思います。
※プロフィールの年齢は2020年2月現在の情報です。受賞予想はあくまで筆者個人の感想です。
主演女優(年齢) | ノミネート作品(配給会社) |
---|---|
シム・ウンギョン(25歳) | 『新聞記者(スターサンズイオンエンターテイメント)』 |
二階堂ふみ(25歳) | 『翔んで埼玉(東映)』 |
松岡茉優(24歳) | 『蜜蜂と遠雷(東宝)』 |
宮沢りえ(46歳) | 『人間失格 太宰治と3人の女たち(松竹)』 |
吉永小百合(74歳) | 『最高の人生の見つけ方(ワーナーブラザーズ)』 |
新聞記者役の【シム・ウンギョン】?
1人目の優秀女優賞は『新聞記者』で新聞記者を演じたシム・ウンギョンさんです!
優秀女優賞にノミネートされた女優の中で唯一の韓国出身の女優さんです。
この作品は現役の東京新聞記者である望月衣塑子(もちずきいそこ)さんが書いたノンフィクション作品『新聞記者』が原案になっています。
政権が隠そうとする闇を暴こうと奔走するも、W主演の松坂桃李演じる若きエリート官僚に妨害され、その中でもがき葛藤するという難しい役を演じました。
映画が公開される前は「何故日本人女優ではなく、韓国人女優を起用したのか?」と賛否両論でしたが、いざ公開されると「彼女の演技に感動した!」と大きな話題を呼びました。
また、W主演を務めた松坂桃李さんも主演男優賞にノミネートされています。
社会派ノンフィクションという難しいジャンルに挑戦したシム・ウンギョンさんにこれからも注目していきたいですね!
生徒会長役の【二階堂ふみ】?
2人目の優秀女優賞は『翔んで埼玉』で生徒会長役を演じた二階堂ふみさんです!
原作は魔夜峰男(まやみねお)さんで、累計発行部数62万部を突破した大ヒット漫画を実写化した作品です。
二階堂さん演じる壇ノ浦百美(だんのうらももみ)は、埼玉県出身者を底辺とする東京の高校で、生徒会長としてトップに君臨する男子高校生です。
「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」というセリフが一番有名ですね。
インタビューで「男性の役を演じるのは初めて」とおっしゃっていましたが、「キャラクターのなりきりっぷりが素晴らしい!」「初めての男性役とは思えない!」等、大変高評価を得ていました。
また、2月8日に地上波で初めて放送され、平均視聴率が16.7%という近年稀に見る高視聴率を記録しました。
初の男性役に挑戦した二階堂ふみさんの好演がどこまで評価されるのでしょうか?
今後に期待しましよう!
ピアニスト役の【松岡茉優】か?
3人目の優秀女優賞はピアニスト役を演じた松岡茉優さんです!
恩田陸(おんだりく)さん原作で、第156回直木賞と2017年度本屋大賞をW受賞するという史上初の快挙を果たし、映像化は不可能とまで言われた作品です。
松岡さん演じる主人公の栄伝亜夜(えいでんあや)はかつて天才少女といわれ、ピアニストとしての将来を期待されていました。
母親の死をきっかけに1度は表舞台から去ったものの、自分の音を探すため再起し、ライバルとともにコンクールに再挑戦するというストーリーです。
「原作者の恩田さんに『映像化してよかった』と思っていただくにはどうしたらよいか」という葛藤を抱えながら役作りに挑んだとの事です。
映画が完成した後、作品を見た恩田さんから「やってくれました!」という感想をもらった時は泣いてしまったとのことです。
今年度の最優秀主演女優賞では最有力候補といわれている松岡さん、3月の発表が楽しみですね!
太宰治の妻役の【宮沢りえ】か?
4人目の優秀女優賞は太宰治の正妻・津島美知子を演じた宮沢りえさんです!
太宰治といえば、『人間失格』『走れメロス』等で知られる日本を代表する文豪の1人です。
中学、高校の時に、国語の現代文の授業で読んだことがあるという方も多いのではないのでしょうか?
太宰治は文筆家としての才能はあったものの、度重なる自殺未遂や女性問題の末、不倫相手と入水してしまうという凄絶な人生を歩んだ人物としても知られています。
宮沢さんは太宰の後妻であり、3人の子供を育てながら、破滅的な生活を送る太宰を支え、時には叱咤するという「古き良き時代の女性」を演じました。
劇中の演技は大変評価が高く、「不憫だけど美しい!」「あんな女性に憧れる!」と絶賛の嵐でした。
特に男性からは「宮沢りえさんの様な奥さんが欲しい」という感想が多くよせられていました。
強く、美しく、強かな正妻を演じた宮沢さんにも注目ですね!
余命宣告を受けた主婦を演じた【吉永小百合】か?
5人目の優秀女優賞は、家族の為に生き、余命宣告を受けた主婦を演じた吉永小百合さんです!
この作品は2007年にハリウッドで映画化されており、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンのW主演で話題を呼びました。
今作は、吉永小百合さんと天海祐希さんのW主演で、脇を固める俳優陣も大変豪華です。
今回吉永さんは大学を卒業後にすぐ結婚し、家族の為に主婦業だけを続けてきた「北原幸枝(きたはらさちえ)」を演じました。
演じた役が余命宣告を受けた主婦ということで、インタビューでは「自分のやりたいことを見つけて、それを精一杯やっていこうという想いになりました」とおっしゃっていました。
また、近年昭和を代表する銀幕スターが立て続けに亡くなる中、吉永さんはその矜持を保ち続ける数少ない女優の1人ではないでしょうか?
日本アカデミー賞最優秀主演女優賞だけでも4回受賞しており、この記録は今でも破られていません。
前人未到の5度目の受賞となるか、そこにも注目していきたいですね!
画像とプロフィール一覧も!
シム・ウンギョン
- 所属:ユマニテ
- 職業:女優
- 生年月日:1994年5月31日
- 出身地:大韓民国 江原道(こうげんどう)江陵市(かんぬんし)
- 身長:160.5cm
- 血液型:B型
- 最終学歴:プロフェッショナル・チルドレンズ・スクール(アメリカ)
- 活動期間:2004年〜
- デビュー:2004年にドラマ『張吉山』で子役デビュー
ドラマ『張吉山』で子役デビュー以来、人気子役として『大王四神記』『ファン・ジニ』等数々のドラマや映画に出演する。
2014年に公開された『怪しい彼女』が観客動員数860万人を超え、作品が日本語を含む8ヵ国語でリメイクされるという世界で初めての記録を樹立した。
2019年に舞台『良い子はみんなご褒美がもらえる』で日本での女優としてのキャリアをスタートさせた。
二階堂ふみ
- 所属:ソニーミュージックアーティスト
- 職業:女優、モデル、写真家
- 生年月日:1994年9月21日
- 出身地:沖縄県
- 身長:157cm
- 血液型:O型
- 最終学歴:慶應義塾大学総合政策学部
- 活動期間:2007年〜
- デビュー:12歳の時に『沖縄美少女図鑑』にてグラビアデビュー
2007年にテレビドラマ『受験の神様』で女優としてデビューを果たし、数々の話題作に出演する。
2013年には『ヒミズ』『悪の教典』で第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。
2018年に放送された大河ドラマ『西郷どん』での演技が高評価を得る等、演技力に定評がある。
松岡茉優
- 所属:ヒラタインターナショナル
- 職業:女優、タレント
- 生年月日:1995年2月16日
- 出身地:東京都
- 身長:160cm
- 血液型:B型
- 最終学歴:東京都立深沢高等学校
- 活動期間:2004年〜
- デビュー:2008年に『おはスタ』にてデビュー
2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』の出演を機にテレビ出演が増え、2015年に初主演ドラマ『She』が放送される。
2017年に公開された初主演映画『勝手にふるえてろ』と2018年公開の『万引き家族』での演技が評価され、第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と優秀助演女優賞を受賞する。
宮沢りえ
- 所属:エムツー企画
- 職業:女優、歌手、モデル
- 生年月日:1973年4月6日
- 出身地:東京都
- 身長:167cm
- 血液型:B型
- 最終学歴:練馬区立大泉学園中学校
- 活動期間:1985年〜
- デビュー:11歳の頃にモデルとしてデビュー
1985年にモデルとして芸能活動をスタートさせて以来、数々の映画・ドラマに出演する。
女優としてだけではなく、歌手として「第41回NHK紅白歌合戦」に出演する、18歳でヘアヌード写真集を発売する等、その活動は多岐に渡る。
近年は、持ち前のウィスパーボイスを生かしたナレーション業にも力を入れている。
吉永小百合
- 所属:エムツー企画
- 職業:女優、歌手、ナレーター
- 生年月日:1945年3月13日
- 出身地:東京都
- 身長:155cm
- 血液型:O型
- 最終学歴:早稲田大学第2文学部西洋史学専修
- 活動期間:1957年〜
- デビュー:1957年に連続ラジオドラマ「赤胴鈴之助」でデビュー
1960年代を代表する女優の1人で、累計で120本以上の映画に出演している。
日本アカデミー賞最優秀主演女優賞だけでも4回受賞、2006年に紫綬褒章、2010年に文化功労賞を受賞する等、その活動は高く評価されている。
また、彼女のファンは「サユリスト」と呼ばれており、タモリや綾小路きみまろ等、芸能界にも多くのファンがいる。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
最終力候補といわれているのは松岡茉優さんですが、他の4人も実力派揃いの名優ばかりです!
今年度の日本アカデミー賞は3月6日に発表されますので、その時まで誰が受賞するかは分かりません。
当日の発表が今から楽しみですね!
今回は『【日本アカデミー賞2020】最優秀主演女優賞を予想!画像とプロフィール一覧も!』をご紹介しました!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!