2019年7月、参議院選で初当選したのち、公職選挙法違反の疑いで秘書2人が逮捕されるなど、何かとトラブルの多い自民党所属の河井あんり参院議員。
2020年1月には、地元事務所にとどまらず、河井あんり氏や秘書の自宅にまで家宅捜索の手が及んだことで話題になりました。
疑惑発覚後2ヶ月以上にわたって雲隠れした後、2020年1月15日に釈明会見に応じますが、終了後、帰り際の大笑いをカメラに撮影されてしまいます。
さらには2020年3月28日、持病の適応障害の薬を大量に服用したばかりか、同時に飲酒までして救急搬送されるなど、不穏な話題が尽きません。
2ヶ月以上の雲隠れについては「適応障害による治療期間」と報道されていますが、実際の所は適応障害による休業なのでしょうか?
また、こうしたトラブルや選挙法違反の疑いを抱えながらも議員を続ける理由も気になるところですよね!
そこで今回は、「河井あんりは適応障害?選挙法違反の疑いでも議員を続ける理由は?」について調べてみました!
河井あんりは適応障害?
転載元:河井あんり公式ホームページ
2019年10月頃、秘書による公職選挙法違反の疑惑が浮上した河井あんり氏。
11月初旬には体調不良を理由に休養に入りますが、12月6日、医師による「適応障害により、さらに1ヶ月の療養が必要」という内容の診断書を自民党に提出。
その後メディアの前にはほとんど姿を現さなくなります。
こうした事から世間では「雲隠れ」と揶揄され、様々な批判と憶測を巻き起こす事態へと発展してしまいました。
2020年3月28日、河井あんり氏は薬を多量に服用したばかりか、同時に飲酒までして体調を崩し救急搬送。3月30日には高熱を理由に国会を欠席しています。
https://twitter.com/kokkaipatrol/status/1244515869398454274
適応障害の真相は?
転載元:産経ニュース
河井あんり氏が、実際の所本当に適応障害で議員を休業したのか?について気になる方は多いかと思います。
そもそも適応障害とはどんな病気なのでしょうか?
wikipediaによると、以下のような症状があるようです。
- ストレスが原因で、情緒的な障害が発生し、それは抑うつ気分や不安などを伴うことが多い。
- 社会生活や職業・学業などにも支障をきたし、生活機能の低下や、業績・学力の低下、場合によっては就業・就学そのものが不可能になる場合がある。
転載元:Wikipedia
実際に体験した人でなければ共感しづらい症状であり、本人でなければわからない辛い症状である事が伺えますね。
社会生活にも相当の影響を及ぼすようです。
2020年1月15日、議員宿舎前にて数ヶ月ぶりにメディアの前に姿を見せた河井あんり氏は、報道陣を前に、釈明の会見を行いました。
公職選挙法違反の疑惑について河井あんりは謝罪の言葉を述べ、「まずは捜査に対してしっかり協力し、説明をしていく」こととしました。
しかし、そうしたコメント以外は、公職選挙法違反の疑いについては「お答えすることを差し控えたい」と繰り返し返答したのみ。
さらには会見終了後の去り際。
昨日の河井あんりの謝罪会見終了後の議員会館
笑っとるやんw
有権者舐めとるな #河井案里 #河井あんり #河井夫妻 #河井前法相 pic.twitter.com/UJPlkLcEr3— ヒロ (@carpmasahiro) January 16, 2020
このようにテレビカメラに会見直後に談笑する様子を撮影されてしまいます。
本人でなければわからない苦しみのある病気とはいえ、これでは批判的な意見が巻き起こってしまうのも無理もないのかもしれませんね。
また、同会見の中で、河井あんり氏は自身の適応障害について、「適応障害にかかって今年で8年目になる」と話しています。
このインタビューから、参院議員に当選する以前からかなりの長期間、適応障害を患っていたようです。
快方に向かっているという医師の診断により参院議員選に出馬、当選したようですね。
今回も医師の診断書に基づいた休養の発表とはいえ、その後現在に至るまで適応障害に関する言及はありません。
従って、実際のところ、河井あんりの議員休業が適応障害によるものなのかどうか、真相についてはまだわかっていません。
河井あんりが選挙法違反の疑いでも議員を続ける理由は?
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転載元:産経ニュース
2020年3月24日には、河井あんり氏の秘書ら2人が起訴されたばかりか、本人の議員としての進退に関わる裁判にまで発展したことが報じられます。
公職選挙法違反についてこうしたトラブルを抱えるばかりでなく、適応障害による体の不調も抱える河井あんり氏。
それでもなお議員を続ける理由は何なのでしょうか?
「日本を変えたい」
2020年1月15日に行われた釈明会見において、議員を続ける理由について河井あんり氏は「日本を変えたい」と答えています。
また、「これからの活動の中で信頼を取り戻せるように努力していきたい」とも話しており、立件された場合の議員の辞職についても否定しています。
ただ、そうしたコメントの他は、自身の進退はもちろん公職選挙法違反についても「まずは捜査に協力していく」との返答を繰り返すのみ。
ニュース報道を見た方は、全体的に漠然とした印象を受けた方も多いのではないでしょうか?
参院議員に当選した直後、秘書による公職選挙法違反の疑惑が浮上し、体調を崩しそのまま休業に追い込まれてしまった河井あんり氏。
ここまでにご紹介した記者会見以外では、休業後にメディアの前に姿を現した事がほとんどありません。
そのため、議員としての進退の考えについても辞職を否定しただけで、それ以外の事はほとんどわかっていません。
上記のような漠然としたコメントから推測する事しかできませんが、当選後の状況を見る限り、議員としてまだまだ道半ば、という思いがあるのかもしれませんね。





まとめ
いかがでしたか?
医師による診断書の提出以降、メディアに姿を見せなくなってしまった事から、公職選挙法違反についてほとんど情報に進展が無い、という事がお分かりいただけたかと思います。
また、同じ理由からこれだけの騒ぎの中でも、議員としての進退についての本人の考えもほとんどわかっていませんね。
コロナウイルスによる世界的な混乱の中、政治家に求められる役割はいつにも増して大きな物になっています。
一日も早く回復し、身の回りのトラブルを整理したのち、本来の役割を全う出来る事を願うばかりです。
今回は、「河井あんりは適応障害?選挙法違反の疑いでも議員を続ける理由は?」についてご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
