出典:Yahoo!ニュース
3月22日にさいたまスーパーアリーナで、格闘技K-1の『K’FESTA.3』が開催されました。
新型コロナウイルスの影響で、全国で大規模イベントが相次いで中止となっている今日。
そんな中、埼玉県知事から直々の自粛要請があったにも関わらず、異例のイベント開催決行。
6,500名の観客が集まったそうですが、この判断に、賛否両論の声が上がっています。
この大会の開催を決定した主催者は、K-1プロデューサーの中村拓己さんです。
一体どんな人物なのでしょうか?
経歴や学歴・年収など詳しく調査しました!
また、大会の開催は、本当に自粛要請を無視して決定されたのか、その経緯も見ていきましょう。
今回は『中村拓己(K-1プロデューサー)の経歴や学歴・年収は?自粛要請は無視?』をご紹介します。
中村拓己(K-1プロデューサー)の経歴や学歴・年収は?
出典:K-1公式サイト
中村拓己さんについて、経歴や学歴・年収など詳しく見ていきます。
経歴
- 名前:中村拓己(なかむら たくみ)
- 生年月日:1981年8月18日
- 年齢:38歳 (2020年3月現在)
- 出身:福岡県久留米市
中村拓己さんは、元々熱心なプロレス・格闘技ファンだったそうです。
大学卒業後2003年から約10年間、格闘技WEBマガジン「GRB」編集部に在籍。
2010年から「K-1 Krush」のテレビ解説を務めています。
Krush公式サイトの仕事・パンフレット制作など経験を積み、2012年からフリーライターに。
2014年からは、K-1の解説やパンフレット執筆。
フリーマガジンの編集や公式YouTubeチャンネルのMCもされています。
その後、2018年12月17日にK-1プロデューサーに就任しました。
前プロデューサー宮田充氏は、中村さんが選ばれた理由について
-
- 格闘技に対する愛があること
- 同じ九州出身で、熱いものを感じること
- 勉強家であること
と語っています。
就任当時の記者会見で、中村さんは
僕は“100年続くK-1”という目標と今までやってきたK-1実行委員会の運営スタイル、ジムがあってアマチュアがあって、そこから選手が出てきてKHAOS・Krush・K-1というピラミッドの頂点を目指すというコンセプトに共感したのが、この仕事を受けた一番の理由です。
と、発言されていました。
今回の、自粛要請を無視した形でのイベント開催。
格闘技やそれに関わる人たちに対する熱い思いがあったからこその決断だったのかもしれませんね。
学歴
中村拓己さんの学歴を見ていきましょう。
中村さんは東明館高等学校に通われていました。
佐賀県東部の基山町にある偏差値62~63の私立男女共学の中高一貫校です。
出身大学は、慶應義塾大学商学部。
何のスポーツをされてきた方なのかは分かりませんでしたが、勉強も得意だったようですね!
年収
現在のところ、中村さんの年収がどのくらいなのか分かる確実な情報はありませんでした。
SNSやK-1のホームページでも、収入が分かるような記述はありません。
中村さんが所属している企業は「K-1 JAPAN GROUP」。
各イベント・You Tube・格闘技雑誌などのメディア・ジムなど、日本におけるK-1に関するコンテンツ全般を取り仕切っている企業です。
この企業は、香港に登記されている企業「K-1 Global Holdings Limited」から、商標と日本国内での興行権を取得しています。
つまり、「K-1」という名前の使用と各イベントの開催を許されている、という形になるそうです。
日本では、その中の「K-1実行委員会」がすべて指揮を執っており、中村さんはそのトップのプロデューサーを担っています。
ここから、中村さんの年収は、日本の一般的企業の役員と同等の2,000万~3,000万円程ではないかと推測できます。
自粛要請を無視して開催された?
出典:毎日新聞
今回のイベント『K’FESTA.3』は、一体なぜ自粛要請を無視する形で開催されたのでしょうか?
中村拓己さんは会見で、
「発表している大会をちゃんとやることが仕事だと思う。(会場側と)協議を重ねたうえで、対策を講じ、開催できるということで、大会の開催を決意した」
と、大会開催の経緯を説明しました。
しかし実は、大会前日の21日夜。
西村経済再生担当大臣が、イベント主催者側に自粛を促すよう埼玉知事に要請していたそうです。
これを受けて、埼玉県知事はイベント主催者側に自粛を要請しました。
自粛の件に関し、中村さんは会見で
(県の要請への回答は?)会場さんを通して要請を聞き、話をして対策を講じ開催すると伝えました。直接やり取りはしていないです。
(もし感染者が出た場合、どういった責任や対策を取る?)まず今日誰も感染者が出ないよう準備して大会をやっています。もしそういった感染者が出た場合は関係各位と迅速に話し合います。
と回答。
観客へマスク配布、消毒液やサーモグラフィーの設置、会場の常時換気といった対策を挙げています。
また、万が一感染者が出たときのため、参加者全員に名前や住所など連絡先を記入するよう求めました。
埼玉スーパーアリーナで開催のK-1イベントについては、幾度も自粛の協力依頼を行って参りましたが、協力をいただけなかったこと、誠に残念です。主催者には、可能な限りの防疫措置をとること、万が一の場合に備え、入場者全員の連絡先を得ること等を指示しました。
— 大野もとひろ 埼玉県知事 (@oonomotohiro) March 22, 2020
全国各地から観客が集まるイベントなので、埼玉から日本中に感染が広まる可能性も考えられます。
知事自身の責任も追及されかねません。
この状況に、
迅速に対応って……拡散したら手に負えないのですが。#中村拓己 pic.twitter.com/A2RMil0UQo
— taku (@Adhd_rainbow) March 22, 2020
埼玉県でコロナウイルス感染で一名死亡が確認されました。
国内の全ての競技自粛、
政府や埼玉県からの中止要請に関わらずあり得ない対応。格闘技ファンでフルコンタクト空手、柔道と長年自らやってきました。k-1も始まった頃からのファンとして残念です。
世界中に汚名を発信した責任は大なり。
— れいわ (@hiroreiwa1) March 22, 2020
といったイベント開催に否定的な声も多くあがっています。
今回の格闘技K-1の『K’FESTA.3』開催。
自粛要請を「無視した」より「分かっていて強制開催した」という言い方が正しいかもしれません。
イベントや選手に対する思いや使命感からの決定であったのでしょう。
しかし、多方面に悪影響や混乱を与える決定であったことは否定できません。
まとめ
K-1プロデューサーの中村拓己さんについて、経歴や学歴など詳しくご紹介しました。
全国で大規模イベントの中止が相次ぎ、ついに東京オリンピックの延期も決定しました。
中村さんがまるで犯罪者のように書き立て、行き過ぎた発言をする必要はありません。
しかし、明らかなリスクが分かっているのにも関わらず、強行開催をした今回。
批判的な意見が多く出ることは分かった上での開催だったのでしょう。
感染者が出ず、早く事態が収束に向かうことを願います。
今回は『中村拓己(K-1プロデューサー)の経歴や学歴・年収は?自粛要請は無視?』をご紹介しました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!