韓国芸能

韓国ドラマ『三銃士』キャスト・あらすじ・感想・朝鮮王朝の歴史!

2014年作品。『美男ですね』ですっかり日本でも大人気のCNBLUEのジョン・ヨンファ主演『三銃士』がかの有名なフランスの古典文学を17世紀朝鮮に舞台を変えました!

王朝時代悲劇的な運命を歩いたと言われる実在した世子、昭顕(ソヒョン)の生き様にフィクションを絡めました。国の為に命がけで働く武官達の熱い時代劇エンターテイメントドラマです。

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『三銃士』キャスト

 

キャスト

2014年 全12話  

平均視聴率 1.32%  tvN

ジョン・ヨンファ 「パク・ダルヒャン役」ユンソと結婚する為武科試験を受けに来ていた
イ・ジヌク 「ソヒョン役」朝鮮16代国王インジョの長男で世子(次の王)
ヤン・ドングン 「ホ・スンポ役」世子の護衛官。豪快でソヒョンの昔からの友達
チョン・ヘイン 「アン・ミンソ役」世子の護衛官。真面目な性格
ソ・ヒョンジン 「ユンソ役」ダルヒャンの元想い人でソヒョンの妻
ユ・イニョン 「ミニョン役」美しく戦闘技術も持つ謎の女
スタッフ 脚本     ソン・ジェジョン
  演出    キム・ビョンス

  

 『三銃士』あらすじ

10分で理解出来る一挙あらすじ

正祖(チョンジョ)4年(1780年)清国の都、北京に使節団として訪問していたパク・ジウォンは、北京の紫禁城にいた。書庫の見物中に見つけたのは、100年前に書かれた兵馬節度使(兵馬を指揮する武官)の「パク・ダルヒャンの回顧録」だった。

仁祖(インジョ)の長男で孝宗(ヒョジョン)の兄だった悲劇の世子(ヘジャ)として有名な昭顕(ソヒョン)とその武官達の驚くべき物語だった。ジウォンはこの話を真実と確信し、回顧録を書き写し出した・・・。

仁祖(インジョ)14年、1636年に22歳のダルヒャン(ジョン・ヨンファ)は科挙を受験する為に田舎の江原道から2ヶ月掛けて都に辿り着いた。

5年前にたまたま江原道にしばらく滞在していた初恋の相手ユンソ(ソ・ヒョンジン)と結婚する為に科挙を受けようと思ったのだ。たった1通の恋文を頼りに都に出てきたダルヒャンは、その夜優秀な受験者が次々と襲撃される事件に巻き込まれる。

そこで助けてくれたのは、身分を隠した世子、ソヒョン(イ・ジヌク)、武官のホ・スンポ(ヤン・ドングン)、アン・ミンソ(チョン・ヘイン)の3人組だった。彼らは「三銃士」と名乗り去っていく。

ソヒョンに受験する理由を問われたダルヒャンは、そこでユンソは既に結婚していて、しかも相手は世子だと聞いて衝撃を受ける。そして翌日受験会場で世子の席に座っていたのはなんと昨日出会ったソヒョンだった!

ソヒョンがユンソの結婚相手と知ったダルヒャンは、動揺して馬に矢を射ってしまい、暴れた馬のせいで会場は滅茶苦茶になってしまう。それでもソヒョンの応援のお陰で何とか合格したダルヒャンは、官吏となり国の難局に立ち向かうと決意するのだった。

その頃、勢いがある後金の国から使者が来てソヒョンの父の国王は難しい選択に迫られていた。今の国王には重臣たちをまとめる力量がなかった。

利口なソヒョンは陰で父の為、国の為に奔走し、ダルヒャンも協力していくが、そこに後金の使者と共に現れたのは自殺した筈のミニョン(ユ・イニョン)だった。

彼女はかつてソヒョンに想いを寄せていて、自分を裏切って他の女性と結婚したとソヒョンと祖国を恨んでいた。ダルヒャンは懸命に2人を守ろうと奮闘するが・・・。

写真転載元:U-NEXT

 

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 『三銃士』感想

※感想は個人的主観です。

最初の感想はあまり有名な俳優がいないな・・・ということでした。イ・ジョンソク主演の2017年の『あなたが眠っている間に』に出演したチョン・ヘインもこの頃はまだ今ほど認知されてませんでした。

『あなたが眠っている間に』10分で理解するキャスト・あらすじ・相関図・感想

製作当初はシーズン3まで作る予定でケーブルテレビで放映されましたが、視聴率低迷(平均1.32%)で打ち切りになってしまいました。

因みに、同じケーブル局で2017年作品のコン・ユ主演『トッケビ』はケーブルテレビとしては史上初の平均視聴率20%超えです!

『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』10分で理解するキャスト・あらすじ・相関図・感想

ジョン・ヨンファの初めての時代劇でしたが、私は似合っていると思います。2017年の『恋のパッケージツアー』は何かストーリーも含め違和感がありました(T_T)

彼の顔立ちやスタイルは現代的な物より、時代劇が合っているんだということがこの作品を観て初めて分かりました。

李氏朝鮮時代の時代背景は歴史的史実そのままに、「三銃士」をモチーフにした物語をフィクションとしてうまく絡めています。悲惨な史実が元になっている割りに軽いテイストで楽しめるドラマになっていると思います(´▽`)

 

『三銃士』に見る朝鮮の歴史

朝鮮16代国王、仁祖(インジョ)とその長男の世子昭顕(ソヒョン)は実在の人物です。後金の圧力に無謀に反発して後に丙子の乱が起きます。

降伏したインジョが三田渡で三跪九叩頭の礼(頭を床に9回叩きつけ相手に服従を誓う)という屈辱の儀式をして後の清に冊封される事になります。

その後人質としてソヒョンは清に8年も抑留されますが、帰国して西洋の学問などを取り入れようとしたソヒョンはインジョと親子関係が悪化します。

帰国してたった2ヶ月後にソヒョンは急死しますが父親に毒殺されたと現代まで噂されています。ソヒョンの死後は、普通は長男の子孫が世子を継いでいくものですが、インジョは次男を世子にします。これが17代国王の孝宗(ヒョジョン)です。

このドラマはこの頃の時代を背景に作られた物語です。現実の歴史に想いを馳せながら観てみるのも面白いかと思います!

 

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