2016年作品でチン・セヨン主演の『オクニョ運命の女(原題:獄中花)』第51話~最終回~のご紹介です。長い闘いの最終話は「まとめ」ではなく、1話分をたっぷりとご案内!「その後」も含めてお楽しみ下さい(´▽`) イ・ビョンフン監督が韓国ドラマ初の外知部(弁護士)を題材にした渾身の長編時代劇です。最終回はキャスト紹介は入れていません。 ※主に韓国ドラマに強いと言われてるU-NEXTの【韓国ドラマTOP30】のカテゴリーから観ています(デバイスによって表示方法が異なります)。 |
『オクニョ運命の女』相関図
『オクニョ運命の女』51話最終回あらすじ(ネタバレ)
あらすじ①~最後の闘いへ!~
オクニョとミョンジョン王が手紙のやり取りで連携を取り、宮中は王が、外はオクニョたちが王命によってカン・ソノ、ソン・ジホンたち大尹(テユン)派の救出に成功。オクニョはテウォンと仲間と共にユン・ウォニョンの屋敷へ乗り込み激しい闘いが始まった。 次々と敵対する小尹(ソユン)派の高官をを捕え、ウォニョンが掌握していた内禁衛(ネグミ)も解散。報告を受けたミョンジョン王も安心するが、ウォニョン夫婦はナンジョン配下の元体探人(チェタミン・密偵)チュ・チョルギと一緒に逃げ出し、取り逃がしてしまった。 翌朝オクニョは仲間たちの前で労をねぎらい高らかに宣言する。 「昨夜、私達は世を変えました!皆さんの功が歴史に刻まれたのです!」 これで盛り上がらない訳が無かった。早速、カン・ソノらとウォニョン夫婦を取り逃がした事について話し合っていたが、テウォンが発言する。 「2人の我が世の春は終わったのです。必ず小尹(ソユン)派の裏切者によって突き出されます」 オクニョは宮殿のミョンジョン王を訪ねる。喪中で白い衣装を身に着けオクニョと会ったミョンジョンは、今回の働きの礼を言う。オクニョも心臓が悪い王を心配して長生きして欲しいと泣く。ミョンジョンは兄として手を握ってもいいかと尋ね、2人はそっと手を握り合い兄妹として抱き合うのだった。 あらすじ②~一夜にして変わった人々~その頃、隠れ家ではユン・ウォニョンとチョン・ナンジョン夫婦がお互いを責めて罵り合っていた。チョルギに使いに行かせ、地方の馴染みの高官に援軍を頼み、また政府転覆を狙えそうだとうなずく2人。 別に逃げたナンジョンの兄嫁で商団大行首(テヘンス)のドン・ミンジュは、夫チョン・マッケに自分達だけでも助かろうと訴える。ウォニョンとナンジョンの娘ユン・シネは下女と逃げていたが、親にも叔父夫婦にも会えず不安を募らせていた。 素素楼(ソソル・妓楼)では、テウォンの行方を隠しているとして義禁府(ウィグムブ)に捕らわれていたファン・ギョハとイ・ソジョンが釈放されていた。 懸賞金目当てでオクニョとテウォンの居場所を捕盗庁(ポドチョン)の役人ヤン・ドングに密告したナンジョン配下トンチャンは監禁されていた。話したドングがオクニョの仲間とは知らなかったからだ。 ウォニョンと違い、ナンジョンは役職がある訳じゃなく刑罰の名分が無い。しかし、ウォニョンの正妻を毒殺するよう指示していた事が突破口になりそうだった。実際に手を下した下女の口封じをしたのがトンチャンだった。 それを知っていたオクニョはトンチャンに、助かりたかったら正妻殺しをナンジョンに指示されたと証言しろと迫る。オクニョが王女と聞いて泣いてすがるトンチャンだった。 あらすじ③~最初で最後の「父上」~しばらくすると、テウォンの予想道りミン・ドンジュが訪ねて来て、ウォニョンとナンジョンの居場所を密告しに来た。自分達家族に手を出さない・財産を没収しない事が条件だった。 とうとうテウォンを先頭に義禁府の兵が隠れ家に逮捕に向かう。同時刻、チョルギはオクニョを襲っていた。刀で戦ってチョルギは死んだが、オクニョの護衛チョヒが犠牲になってしまった。 一方、味方の少ないウォニョンたちはすぐに捕まる。息子テウォンの姿を見つけ、助けてくれと懇願するウォニョンにテウォンは泣きながら叫ぶ。 「父上!あなたは罪を償わなねばなりません!」 生まれて初めて父親に「父上」と呼んだのが逮捕する瞬間だった・・・。 あらすじ④~裏切りの証言~小尹(ソユン)派の高官たちは、つい先日まで拷問していたソン・ジホン、カン・ソノらに今度は自分たちが拷問されていた。次々と小尹派の処分が決まる中、ナンジョンは拷問されても一歩も引かなかった。 そこへミンジュとトンチャンがやって来て、ウォニョンの正妻殺しを命じたのはナンジョンだと証言する。血を流し、縄で縛られていても、自分を売ったミンジュたちに絶対許さないと叫び続けるナンジョンに恐れを抱くミンジュとトンチャンだった。 ウォニョンとナンジョンは流刑になり、市中を引き回され、民に石を投げられる姿を娘のシネは泣きながら陰で見送った。 あらすじ⑤~長い闘いの果てに~そして、オクニョは輿に乗って王女の衣装を着て宮殿に上がった。出迎えたミョンジョン王に早く宮中に住むよう言われるが、やりたい事があるから当分はこのままでいたいと告げる。 オクニョはそのまま典獄署(チョノクソ)を訪ねる。「王女様」と呼び腰を低くする馴染みの署長たちに、自分が商団で得た利益は囚人の為に寄付をすると言う。典獄署の中でパク・テスやテウォンと出会った頃を思い出しオクニョは涙した。 あらすじ⑥~愛のカタチ~その頃、ウォニョン夫婦は山中の小屋で軟禁されていた。ナンジョンは心が病み、「オクニョが殺しに来る」と幻影を見て奇声を発していた。ある日、ウォニョンが気晴らしに釣りに行っている間にまた幻影を見て、隠し持っていた毒を飲んで死んでしまう。 帰って来たウォニョンは驚いてナンジョンの血だらけの死体にすがり、「お前無しでどう生きていけばいいんだ」と言いながら後を追って毒を飲んだ。 ちょうどソン・ジホンが王命で毒薬を下賜しに来た時には、2人は手を繋いで死んでいた。ジホンが帰ってオクニョに伝えると、今まで必死に闘ってきたが終わってみれば虚しさだけが残ったと呟き、ジホンもうなづいた。 テウォンも父親の訃報を聞き、いびつな親子関係ではあったがウォニョンを思い出し1人泣いていた・・・。 ~一年後、オクニョたちのその後~ウォニョン家で下女長だったチョングムは、ウォニョンの子供を産んだが、家が没落した為に子供を背負いながら物乞いをしていた。正妻になることを夢見て、祈祷師の言う事を信じ、ウォニョンに迫りまくって成功したのに・・・。 オクニョの協力者、元スリのチョンドンは手下だったマノクと結婚して商売をしていた。 マノクの弟のマンスは、昭格署(ソギョクソ)でオクニョに仕えていたヨンジと結婚して、もうすぐ子供が生まれそう。 ミョンジョン王は徳興君(トックングン)の三男、河城君(ハソングン)を王様教育していた。 コン・ジェミョンやチョン・ウチら商団の大行首たちは、オクニョとの約束を守り、利益の2割を貧しい民の為に使おうと集まっていた。 オクニョの養父チョンドクは典獄署(チョノクソ)の茶母(タモ)ユグムと結婚。 捕盗庁(ポドチョン)のヤン・ドングは隊長に昇進した。 ソン・ジホンは捕盗庁(ポドチョン)の大将に就任して、裁判長の様な役割をしていた。 ある日、捕盗庁の役人が起こした殺人事件で裁判が行われていた。隊長として初裁判の場で緊張するドング。颯爽と中央の席に座って仕切るジホン。そこへ遺族側の外知部(ウェジブ)として現れたのは、オクニョとテウォンだった。 オクニョに頭を下げるジホンだが、オクニョとテウォンは見つめ合いながら生き生きと弁護を始めた・・・。 終わり あわせて読みたい オクニョ運命の女(ひと)駆け足で見るキャスト・あらすじ41話〜50話・相関図~巨星墜つ新しき世界へ~
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『オクニョ運命の女』51話最終回(ネタバレ)の感想
長い闘いが終わりましたー!いかがだったでしょうか?
1話~50話までは、10話分づつまとめてあらすじをご紹介してきましたが、長い時代劇の最終回は詳しい方がスッキリ理解出来ると思い、51話だけ独立させました。
ネタバレは見たくない方もいますから(*´з`)
今まで書けなかったチョンドクの結婚や、チョングムがウォニョンに迫る様子を最後の最後に少しだけご紹介しました。チョンドクは幸せになりましたが、チョングムは可哀想ですね。ドラマでは本当にウォニョンの子供かよく分からない様にしています。
ユン・ウォニョンは実在人物でしたから、歴史にこだわりあるイ・ビョンフン監督は、史実に無い事をはっきりと描くことは避けたのかもしれません。オクニョ自体がフィクションなので個人的にはもっと作り込んでも良かったのでは・・・と思います。
登場人物の1年後という設定も、歴史上のミョンジョン王が大妃の死から2年後に亡くなっている事から、3年後や5年後を作る訳にいかなかったのかな~と考えました。
チョン・ナンジョンは韓国の三大悪女の1人として有名ですが、妓生(キーセン)から時の権力者の正妻にのし上がりました。かなり頭の良い女性だったんでしょうね。
オクニョとテウォンの恋の行方もぼんやり終わってしまいました(T_T)一応、テウォンが平市署(ピョンシソ)の署長を辞めて、ミョンジョン王からオクニョを守る様に言われた後にオクニョに告白したんですけど・・・。なんだか、これもぼんやりだったので闘いのストーリーを重視しました!
全体的には商団の騙し合いや、役人と組まなければ商売を大きく出来ない所、権力者に媚びなければ生きていけない人間像がよく描かれていたと思います。昔から脈々と続いてる事ではあっても、観ていて楽しかったり悲しくなったりで面白いドラマでした!
ぜひ、時間を作ってご覧になって下さい(´▽`)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!